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デモンストレーション組石膏木炭デッサン。
指導で石膏木炭デッサンや鉛筆のそれに手を入れたりはしていますが、久し振りに木炭で石膏作品を描いている写真です。これはデモンストレーションしているので完成迄の行程を見せながら仕上げていきます。誌面に載せてある等の石膏系デモンストレーションはスケールや測り等でキッチリとあたりを取って仕上げてありますが、これはそれら使わずに目と経験で描いているので形を探って動かしたり、指のキメ具合等参考に成るかな。学生系描画テクニックは使用してないです。
橋本恭明

MBM: 65cm x 50cm
デモンストレーション組石膏木炭デッサン。

本来、この様な形の整ったモチーフを正確に描こうとする場合はある意味機械的に、俗にいうアタリを取るのに時間を割きますが、本当の意味での描くという事が重要な為、説明しながらの制作が良いのでスケールや測るなどの時間を省いて臨機応変に。
出だしはプリマ描き(部分)ではなく全体感から絵にする良くあるパターンでいきました。それは最初にモチーフを画面にどう入れるかの位置と大凡のトーンから来る空間をザックリと置くという古典スタイルみたいなものです。その後、部分部分での説明制作という形で進めています。
つまり左写真は、位置とトーン(調子)を探りながら配置し、少し全体感で立体に於ける明暗の色合わせを進めた後、モチーフの形を若干修正し、クリアにした状態です。
その後は例えば「顔立体出しますね。」や「キューピット描きますね。」みたいな感じでそれぞれを進めていき、下のテーブル布を「描きますね。」で止めて撮影した状態です。

顔部分をアップにしたものです。写真を実際より暗めにしてあるのでハーフトーンの色面や、立体面の探り方起こし方がトーンで表現されているのがわかり易くなっています。キッチリとは測ってないので、手で探って造形している感じです。当然途中なので、それぞれの部分を説明しながら描き進めた後、再び探りながら形を合わせていきます。
サッピツという紙を巻いた鉛筆型の棒を使えば細かい箇所の押さえに良いのですが使用していません。造形していく感覚を養う事を伝える為にも敢えて手のみの方が説明もし易いです。木炭紙に木炭、押さえは手とガーゼ、あと練りゴムです。
橋本恭明

MBM: 65cm x 50cm

デモンストレーション.2ページ

石膏デッサン
デモンストレーション


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